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2013年3月29日金曜日

郵政非正規ユニオンNEWS22号

郵政非正規ユニオンNEWS22号

 

何年勤めても「短期」? =解雇自由?
ふざけるな!!
都労委第4回審問
井上課長の陳述を徹底弾劾!

都労委闘争で組合の力示したぞ!

 3月14日に、都労委において第4回目の審問が行われ、今回も多くの支援の仲間が傍聴に駆けつけました。
 今回登場したのは、東京多摩支店輸送ゆうパック課総括課長(当時)の井上真二証人。齋藤委員長ら組合員解雇の責任者です。言っていることの中身は要するに「対象者はみんな繁忙時に臨時に雇った短期契約者。宅配統合の混乱解消に伴い粛々と雇い止めしただけだ」ということです。「雇い止め対象者は、雇用期間が1年を超えないようにリストアップした」と言いますが、「なぜ1年を超えないようにしたのか」との問いには、「…それが無難だからです」としか答えません。
 当時会社が出した広告には「長期スタッフ大募集!」とあり、面接官も「3年働けば正社員になれます」と言っていました。齋藤委員長も、更新をくりかえし、雇い止めまで1年半働いています。会社は、「何回契約を繰り返しても、何年働いても、『短期雇用』」と言おうとするのですが、言えば言うほど破綻が明らかになるばかりです。
 「1年を超える継続勤務の労働者の契約はできる限り長くするように」とした「厚生労働省告示357号」を突きつけると、「そんなものは見たことはありません」と居直る始末。「整理解雇四要件を知っているか?」と聞いても「よくわかりません」(!)。これには公益委員も「配置転換を申し出たのか」「経営状況について説明したのか」「不服申立について説明したのか」と質問の嵐。証人はまっとうに答えられません。
 職場で働く労働者が、感情をもった人間であること、生活がかかっていることなど、いっさい顧みることすらなく、まるで数字を操作するかのように労働者の首を切るという姿勢は絶対許せない!
 たたかいの目的や打倒すべき対象はより明確になりました。「郵政非正規ユニオン」は労働者の希望となる組織です。働く者の活力や希望の溢れる「闘い、勝つ労働組合」としての屹立は待ったなしの急務です。
 現場の苦闘は労働委員会の場でも通用します。それが一個人ではなく、団結した「労働組合」としての力だと確信しました。

雇い止め解雇を撤回しろ!
晴海局、目黒局で団体交渉!

 雇い止め解雇を打ち破るたたかいが進んでいます。
 【晴海局】では、3年以上働く労働者に対して、出勤途中の交通事故で休職中であることを理由に雇い止め通告。会社は団交で労災申請を認めました。解雇は労働災害法違反にあたり、あらゆる意味で違法です。「就業規則」をタテにした解雇居直りを許さず、撤回させよう!
 【目黒局】では、「勤務成績不良」を口実に雇い止めを通告してきましたが、その出席簿が本人の署名と捺印を偽造したものであることが判明しました!
 組合員通告の直後に、勤務中の組合員を管理者がつけ回したことも徹底弾劾。
 そもそも、端末の使い方はじめ、業務についてろくに教えもせず、難癖をつけてクビにしようとする会社の姿勢は絶対に許せません。
 会社は労働者の生活のことなどかけらも考えずに、いとも簡単に使い捨てにすることが明らかになりました。無理な残業も営業も、一切拒否し、職場の団結を打ち固めて反撃しよう!
 郵政非正規ユニオンに加入すれば、ただちに会社と団体交渉が行えます。雇い止め、スキルダウン、パワハラ等々、職場で起きている問題について、一人で悩まず、すぐ連絡ください!

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2013年3月3日日曜日

郵政非正規ユニオンNEWS21号

郵政非正規ユニオンNEWS21号

 

郵政非正規ユニオンは仲間への攻撃を許さない!
晴海局、目黒局は仲間への不当な雇い止めを撤回せよ!

労災休職中の期間雇用社員を解雇する悪徳会社

 郵便局ではたらく皆さん。日々の激闘のなか、ご苦労様です。
 郵政当局の悪質な雇い止めと徹底抗戦する必要性を訴えたい!3月末の雇い止めの予告がこの2月の後半からとんでもない手口で実行されています。
 今回の雇い止め攻撃受けている一人は、晴海局の「郵政非正規ユニオン」の組合員です。昨年9月の雇い止めを事実上撤回させ、闘っている女性の仲間です。
 通勤中の事故による労働災害によって、勤務が困難になりながらも必死に医師の診断に従って、リハビリを行って職場復帰に全力をつくしている仲間への悪質な雇い止めを許すことは出来ません!
 晴海局で行なわれていることは何か。悪質な管理職による度重なる自宅への電話での退職強要。通院先の医師に電話で病状を聞くなどという悪辣さ、そして「怪我で仕事が出来ない人がいると新しい人を雇えないから解雇する」と一方的に解雇宣言を告げる!
 目黒局では、試用期間中の期間雇用社員に、昼間の休息時間も与えず朝7時15分出勤から夜の8時まで働かせるなど違法な労働を強要し、疑問に思った間雇用社員が、郵政非正規ユニオンに相談したら、直ちに雇い止め・解雇という不当労働行為を行なっています。私たちは労働によって糧を得ているものは皆等しく賃労働をしないと生活は出来ない。だが健康な若い青年ですら生活苦に自殺をしてしまうほどに社会は荒んでいます。雇い止めとは生活を絶つ、人生や生きる意味を奪うということです。
 今回の晴海局や目黒局の仲間への雇い止めは、使い捨ての労働と「労働災害による療養」という、労災によって怪我をしたものを動けない状態のままで路頭に迷わせというもの。
 これ以上の悪辣さがあるものだろうか!
 怒りの声を上げて闘おう。

JP労組の交渉は立ち話が基本・・
スキルダウンや労働問題の解決は「郵政非正規ユニオン」しかない!

 この間の「郵政非正規ユニオン」の闘争ではっきりしたことは、郵政当局は雇い止めや退職強要には手段を選ばず、社会倫理では考えられない人権侵害や企業犯罪を当たり前に行うということです。
 「交通災害」によって、あるいは勤務中の「労働災害」によって負傷した労働者は保護の対象ではなくただの「動かない荷物である」とされることです。
 人はコスト、物と同等である、ゆえに無用の長物や高いコストは捨てるのが常識、郵政当局の考えはこうです。
 彼らは「上に言われたから」「いわれてみれば倫理に反していたかも?」「スキルダウンや雇い止めは法律の枠内で行っている」冗談ではない! この子供でもいわなような非正規労働者を見下した物言いをいつまでも許すわけにはいきません。
 私たち「郵政非正規ユニオン」の行動方針は第一に「一人の仲間への攻撃も許さない!」「個人に対する攻撃は組織破壊として全体で闘う!」ということです。
 前回の東京都労働委員会の中で郵政当局は「JP労組とは団体交渉したことがないし、申し入れ自体がない。立ち話で解決してきた」というとんでもないセリフをいってのけました。労働者の為に闘う組合なのか、御用組合「JP労組」なのかは、これを聞けばもはや語るまでもないでしょう。
 私たちの生命線である雇用や大幅なスキルダウンなどは立ち話程度にしか考えないJP幹部。その対極に私たち「郵政非正規ユニオン」は存在します。郵政非正規ユニオンへ結集しよう!

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2013年3月2日土曜日

2月14日都労委・第3回証人尋問

大工原課長をついに引きずりだす! 中川業務企画室長を徹底追求! 19名解雇は不当労働行為だった!
都労委闘争第3回証人尋問

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2月14日都労委・第3回証人尋問を傍聴したので報告します。

 2月14日、東京多磨支店不当解雇撤回、労働委員会闘争・第3回証人尋問は、傍聴席を満杯にして闘われた。傍聴席は最初から異様な興奮と怒りが充満し、その時がくるのをまって集中していた。本日の証人尋問はあの憎むべき大工原重良であり、ついに引きずりだしたと身構えていたからです。

大工原の組合つぶしの言動の数々

 齋藤委員長が弾劾して止まない大工原。「アルバイトのクズが組合なんかつくりやがって」との暴言をはいた大工原。「クズ、のろま」との罵倒をあびせ続けた大工原・・・。これが、いまから目の前に現れる。
 大工原の印象は、これぞパワハラ的人物といえるものだった。大工原課長は、非正規ユニオン結成のあと、労働者どうしのトラブルを口実にして、齋藤委員長を「対話」と称して呼びだし、1時間にわたって恫喝した。この際に、日常の言動を記載したメモを出せといい、「自分も組合(全郵政)の役員をしていた。言動に気をつけないと周りの人間から反感を買うぞ」とあからさまに組合敵視の言動を投げつけ、あげくには、顔を数㎝までに近づけて「こちらの眼を見ろ、何で顔を下げるんだ」とのパワハラをくりかえした。

齋藤委員長の積年の怒りが大工原を撃つ

 そして、胸のすく瞬間がおとずれます。齋藤委員長は「あなたは当時、私に対して“赤旗を振った連中と一緒にやるのか”と言ったが、今日はその仲間が大勢かけつけている。同じ台詞をいってみよ!」と叩きつけたのです。齋藤委員長の積年の怒りが大工原を撃った瞬間でした。大工原の顔は引きつり真っ白になっていました。
 怒りを大切に、闘えば勝てる!
 今回初めて大工原を目の前にして、こういう人物に「人間のクズ」とパワハラされた齋藤委員長に思いをはせた。もし、このまま職場を追い出されるとなったら、本当に悔しいだろうなと。そして、どこにでも第二第三の大工原がいることを。そして、この現実を突破した力は怒りだった。「許せない」という人間としての根源的怒りと、労働者の誇りをかけての階級的怒りだった。始めは1人から、それが階級的団結となり、大工原を引きずりだす巨大な力となっていった。

中川業務企画室長を追及

 そして、もう1人の証人尋問は中川陽二業務企画室長です。ここでは、「余剰人員」という言葉が実に異様な感じをもって飛びかいます。資本とは労働者を「余剰人員」として、必要に応じて「やりとり」できる都合のよいモノとして見ていることを知らされます。このなかで、東京多磨支店19名解雇の内容が組合つぶしであり、不当解雇だったことが次々と明らかにされていきました。
 この日の労働委員会闘争は、雇い止め・パワハラ・いじめ・・・職場の悔しい思いに泣き寝入りせず、闘えば勝てる展望を示すものとなりました。

合同・一般労働組合全国協議会サイトから転載