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2014年5月16日金曜日

郵政非正規ユニオンNEWS NO45

https://drive.google.com/file/d/0B_eHMUAYIH2UdlBtcXJ6SDduMVk/edit?usp=sharing



八王子西局のSさんなんて知りません!
解雇を開き直る日本郵便本社


日本郵便本社に団体交渉要求! 解雇撤回を申入れ

 5月1日、郵政非正規ユニオンと合同労組八王子は、日本郵便本社に対しSさんを始め東京多摩局齋藤裕介委員長、晴海局奥野明子組合員の解雇撤回を求め抗議行動に決起しました。
 対応した総務人事部は、八王子西局のSさんの「解雇は知りません」などと開き直り解雇の理由を明らかにしろ、高橋亨社長を出せの怒りの抗議に狼狽し、ただSさんの「解雇は知りません」を繰り返すのみでした。
 Sさん解雇が、日本郵便社長高橋亨名の辞令であり、本社総務人事部が知らないなどと言うことはありえません。もしそうだとしたら八王子西局がかってに高橋社長の名前で解雇したということか。このようなウソを平気でつく総務人事部に対し、Sさんは1時間近くに及ぶ八王子西局の退職強要のパワハラの実態について明らかにし、この退職強要が本社指導の下に行われてることを徹底的に追求しました。
 齋藤委員長と奥野明子組合員は、本社による解雇攻撃が、Sさんを始めとした郵政非正規ユニオン潰しの不当労働行為であることを弾劾しました。そして両組合は、、本社の責任を追及し直ちに解雇を撤回し全員職場に戻すことを要求しました。総務人事部は一切応えることは出来ずただ黙ってうなだれているのみでした。

未来へ希望をもって日本郵便で働けるのか

 Sさんは2013年4月、日本郵便八王子西局に新卒で入社した正規社員です。一年にも満たない青年社員を「勤務不適格」等とレッテル貼りをし、パワハラ被害者のSさんを解雇によって職場を追い出すことなど許されることではありません。
 Sさんと入社を同じくした八王子西局の青年を始め、東京支社管内の多くの新卒の青年が、営業目標の達成の強要、退職強要のパワハラで日本郵便をやめさせられました。その数は半端ではないのです。
 その一方で日本郵便は、15年には、新卒者7000人と中途採用者3000人の計1万人の正規社員の採用を打ち出しました。
 日本郵便は、いま社会的に批判されているブラック企業そのものです。
 新卒の社員を雇い「育てる」という企業の社会的責任を放棄し「出来るやつ・出来ないやつ」などとレッテルを貼り青年を使い捨てにしているのです。
 牛丼大手すき家の千人の社員が職場放棄し実質上のストライキに決起したことがマスコミなどで報道されています。
 すき屋の経営者は、他の牛丼店との競争に勝ち抜く為に、徹底した労働強化とコスト削減を進め、「ワンオペ」という全ての業務を1人でこなすとい過酷な労働を強要していました。こうした労働に耐えかねたすき家の社員が職場を一斉に離脱した事件です。
 このすき家と同じ労働が郵便局の職場でもおそいかかっているのです。次から次に新卒社員の首を切り、残った社員に徹底した過酷な労働を強要する有様は、すき家とまったく同じです。いまや日本郵便は、すき家と並ぶ最悪の企業に転落したのです。




非正規職撤廃!
正規社員との同等の労働条件を!

非正規社員にも外務手当と夜間手当を支給せよ

 日本郵便に対し正規社員のみに支給されている外務手当、夜間手当、年末年始手当等が、まったく同じ勤務でありながら、非正規社員には支給されないことは差別であり違法であるとして提訴されました。
 2013年4月に労働契約法が改正され20条で「期間の定めがあることによって不合理な労働条件の禁止」と明確に、同じ勤務でありながら、期間雇用社員というだけで賃金等の差別が禁止されたのです。
 日本郵便の場合、外務手当てが(1日最高で1420円)、年末年始の勤務手当ては(1日4千円~5千円)住居手当や一時金等を含むと年間では数百万円の待遇格差があります。
 日本郵政40万の内約19万人5割が非正規社員です。日本郵便はこの5割の非正規社員を徹底した低賃金と使い捨て労働、そして「やめてもらうぞ」なる脅しによって辛うじて郵便事業を成り立たせているのです。
 なぜこんなことがまかり通っているのかといえば、職場が正規と非正規社員に分断され、競争があおられ団結が破壊されているからです。
 正規と非正規社員が団結し、会社に団体交渉を要求し闘うことで、非正規社員の手当給の支給や労働条件郵政非正規ユニオン改善などは、必ず獲得することが出来ます。いまのJP労組に期待することはまったく出来ません。
 非正規社員の自立の労働組合である郵政非正規ユニオンと共に闘おう。

パワハラ・退職強要を職場の団結ではね返そう!

ニュースへのリンク

2014年5月8日木曜日

5・1メーデー 解雇撤回! JP本社は団交に応じろ!

https://drive.google.com/file/d/0B4d9Rtjp0SVBTGxTamh5a3huU0k/edit?usp=sharing




5・1メーデー
解雇撤回! JP本社は団交に応じろ!
日本郵便本社に抗議申し入れ

早朝、八王子西局に対し、団交要求

 5月1日、郵政非正規ユニオンと合同労組八王子は、解雇された青年労働者を先頭に、メーデー一日行動に立ち上がった。早朝、八王子西局に対し団交要求を突きつけた。八王子西当局は、団体交渉で志村部長らのパワハラ=退職強要が次々と暴かれていくことに恐れをなし、卑劣にも団交打ち切り=逃亡した。断じて許せない!
 団体交渉要求書を受け取るよう申し入れると、受け取りに出てきたのは総務部の職員だった。団交から逃亡した武井総務部長は、恥ずかしくて顔も出せないのだ。われわれは、団交打ち切りは断じて認められな旨通告し、団交要求書を手渡した。
 「団交を打ちきる」と言えば、それで済むと思ったら大間違いだ! ふざけるな! こんな明白な不当労働行為が通用すると思うな! われわれはお前たちを地の果てまで追いかけて、労働者の前に引きずり出す!

日本郵便本社に向け怒りのデモ!

 八王子西局に対する、ビラ入れ・団交要求行動に続いて、われわれは新橋・桜田公園に集合し、日本郵便本社に向けたデモに立ち上がった。
 八王子西局の青年労働者の解雇辞令は「日本郵便株式会社・代表取締役社長・高橋亨」の名で出されているのだ。解雇の張本人は、当然日本郵便本社だ。
 当日は、郵政非正規ユニオン・合同労組八王子の仲間の他に都内近県のJP労組の仲間、支援の労働者が約30人集まり、日本郵便本社にデモで押し掛けた。中小企業・商店がひしめきあう新橋を抜け、いよいよ霞ヶ関のJP本社にさしかかった。部隊は「解雇撤回!」「青年労働者を職場に戻せ!」「ブラック企業JPを許さないぞ!」とひときわ大声でシュプレヒコールをあげた。解散地の日比谷公園まで、意気高くデモを打ち抜いた。




JP本社は団交に応じろ!

JP本社に抗議・申し入れ

 さらに午前11時にJP本社前に再結集し、断固たる抗議・申し入れ行動に立ち上がった。
 当日は全労協の仲間たちが日比谷野音でメーデー集会を開催しており、集会後の全労協のデモ隊が、次々にJP本社前を通り過ぎ、われわれに手を振ってエールの交換となった。
 この日は晴海局で不当な解雇攻撃を受けた奥野明子さんも加わり、郵政非正規ユニオンの3人がそろって本社に申し入れ行動を行った。
 3人は申入書を携え、正々堂々と本社正面玄関から入った。「郵政非正規ユニオンとして申し入れに来た」「社長を呼べ」と申し入れ、対応したのは日本郵政総務部の職員だ。玄関ホールでの申し入れ行動となったが、1時間近くの交渉をかちとった。
 この交渉で、なんと総務部職員は、八王子西郵便局での解雇すら知らないと言うのだ。いったい労働者のクビを切っておいて、なんという無責任さだ!
 交渉団は怒りに燃えて、「解雇撤回」「直ちに団交に応じろ!」と述べ、八王子西局の青年は、約20分にわたって、今回のパワハラ解雇が如何に不当であるかを申し立てた。この間、対応した2人の職員は、じっと下を向きっぱなしだった。

青年労働者が決意表明


 そして部隊は5・1新宿メーデーの本集会に合流した。
 四谷区民ホールに結集した400名の闘う仲間は、解雇撤回を勝ちとった西部ユニオン鈴木コンクリート分会の仲間、民営化・外注化と闘う動労千葉、被曝労働拒否を闘う動労水戸、そして今春闘で大幅賃上げを勝ちとった日本機械工業労組の仲間など、闘う労働者の気迫に溢れた発言。そして郵政非正規ユニオンの解雇された仲間が鮮烈に決意表明した。そして、1047解雇に対する怒りに燃えて、JR本社に向けデモを貫徹し、一日行動を終えた。

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2014年5月2日金曜日

連合を打倒し、メーデー復権を!

https://drive.google.com/file/d/0B4d9Rtjp0SVBSDA1Z1M3aEprYTg/edit?usp=sharing


東京西部ユニオン鈴コン分会解雇撤回の
勝利に続き

連合を打倒し、メーデー復権を!

解雇撤回署名を妨害する連合幹部

 4月26日、連合三多摩は2014年メーデーを立川少年野球場で開催しました。八王子西局のS君を先頭に郵政非正規ユニオンと合同労組八王子は、メーデー会場での国鉄解雇撤回10万筆署名に全力で立ち上がりました。ところが連合三多摩のスタッフは、会場スピーカーで「署名に応じるな」とわめき、さらに署名を集めている背後から「署名をやめろ!」と妨害してくる始末です。連合は、国鉄労働者の不当解雇撤回に敵対するのか!
 こんな妨害にもかかわらず、「署名するななんてひどい!署名するよ」と言って、多くの労働者が署名に協力してくれました。連合幹部がどんなに腐敗しようとも、現場労働者は健在です。

「残業代ゼロ」を叫ぶ安倍を倒そう!

 同日、連合中央はメーデー中央集会(代々木公園)に首相の安倍と公明党代表・山口を招待しました。連合会長の古賀は今回は政府が労働者を保護するルールを見直している重要な時期だ」から招待するという。
 安倍がこれから労働者にやろうとしていることは何か。「残業代はゼロに!」と叫んでの8時間労働制解体、労働者派遣法改悪、限定正社員の導入と活用、地方公務員法改悪や「国家戦略特区」での解雇自由化・10割非正規職化など、4月からの消費増税の上に、さらに生きていけない現実を全面的に強制しようとしている。さらに「エネルギー基本計画」の閣議決定―原発再稼働と海外輸出、核武装化、福島への帰還と被曝の強制、集団的自衛権の行使容認策動など、戦争と改憲の政策も猛然と進めている。
 すでに膨大な青年に解雇・雇い止めや退職強要が吹き荒れている。すべて安倍がやっていることだ。どうしてこんなやつらをメーデーに「招待」しなければならないのか!




八王子西局は団交に応じろ

闘うメーデーの復権を


 メーデーは、その誕生から資本家や国家権力と非和解的に対決し、団結をかちとってきた「闘いの日」です。1886年5月1日、アメリカ・シカゴの労働者が「8時間は労働のために、8時間は睡眠のために、そして残りの8時間はわれわれの自由に!」を掲げて統一ストライキに立ち上がりました。それ以来労働者が国境を越えて長きにわたり血を流して闘いかちとってきたのがメーデーです。
 日本でも、1952年の「血のメーデー事件」などが示すように激しい闘争を通して、労働者が生存権・団結権とメーデーをかちとってきました。だからこそ資本家と国家権力は、メーデーに象徴される労働者の団結を破壊するために全力をあげてきたのです。この労働組合をめぐる攻防の巨大な転換点となったのが87年の国鉄分割・民営化です。その後89年に結成された連合は「会社あっての労働者」を第一に掲げ、現場労働者・組合員の怒りを圧殺するために登場しました。
 労働者は安倍首相や資本家どもにおこぼれをもらったり、頭を下げて守ってもらったりするような惨めな存在ではありません。日々社会を動かしている、誇り高い社会の真の主人公だ。資本家は搾取対象である労働者が働かない限り生きていけない種族だ。これを否定する連合はまさしく戦前・戦中の「産業報国会」そのものです。

団交からの逃亡は許さん

 4月18日、八王子西当局は、一方的に団交を打ちきって逃亡しました。私たちは八王子西当局の卑劣な逃亡を絶対に許しません。
 「パラサイト」発言、そして「数字は人格」という数々のパワハラ、暴言はこんなものではありません。連日繰り返された志村部長、川嵜局長らのパワハラ=退職強要は団交を拒否しても、決してその罪から逃れられるものではありません。郵政非正規ユニオンと合同労組八王子は、S君の解雇撤回まで闘い抜きます。共に闘おう!




 東京西部ユニオン鈴木コンクリート工業分会は、4月16日、東京地裁で分会三役の解雇は無効(地位確認)の判決を勝ちとりました。「資本が控訴しても、控訴審の終了まで賃金を支払え」という仮執行宣言もつきました。「3ヶ月の非正規でも、労働組合に団結して闘えば勝てる」と断固たる勝利宣言を発しました。
 報告集会では八王子西局のS君も登壇し「鈴コンの勝利を引き継いで、解雇撤回を勝ちとります」と決意表明。闘えば勝てる。共に闘おう!

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